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これならスラスラ書けるわ!
中学1年生
中学1年生は、高校入試の初期の準備段階と考えてください。2年後の高校入試を目標として少しずつ準備を進めましょう。そうすることで、3年生になったとき他の生徒と比べ、かなりスラスラ書けるようになっていると思います。

最初は2・3行でもいいですし、充分な内容でなくてもかまいません。大切なのは、テーマに関する「知識」をつけ「考える」ことにあるのです。5つのステップで学習することで、力がついてくるのが実感できると思います。力とは自分の考えをしっかりと書けるようになってくることです。

まず、自分なりの意見を書くことができれば褒めてあげてください。作文小論文専門学院では、褒めて伸ばしていきたいと考えています。少しずつ一緒にがんばっていきましょう。

当学院では5つのステップで学習していきます。
詳しい内容は「5ステップ学習とは」をご覧ください。中学1年生の場合、どのような5つのステップで学習していくのか、下記で少し具体的に説明しておきますね。

ステップ1 書き方を学ぼう!
ステップ1では、作文や小論文の「書き方」を学習します。書き方を知らなければ作文や小論文を書けるはずがありません。作文小論文専門学院では、下記の4つの書き方もしっかりと学習します。

【4つの書き方を身に付ける】
※「意見の書き方」「理由の書き方」「感じたことや気持ちの書き方」「体験談の書き方」の4つの書き方を分かりやすく説明しています。
※また、上手に書くためのコツなども、このステップ1で学びます。

まず1年生の段階では、自分の「意見」と「理由」をしっかりと書けるようにすることが非常に重要です。つまり「私は・・・だと思います。なぜなら・・・だからです。」という内容をしっかり言えるようにすることです。とくに理由をしっかり書けるようになると、深みのある文章になります。

お子さまは、「意見も理由も書く自信ないよぉ〜」と困ってしまうかもしれません。でもご安心ください。この段階で、意見も理由も書く必要はありません。書くのは、ステップ2・3・4を読んでからです。ステップ2・3・4を読めば、自分の考えが自然とまとまってくるようになっています。

※テーマを与えられていきなり書き出すわけではありません。テキストをしっかり読んだあとで書くわけですから心配はいりません。このステップは読むだけでいいのです。
(テキストのステップ2と3には、そのテーマに関する知識が掲載されています。)

※ステップ1(書き方)は、別冊となっております。

ステップ2 知識と発想力を身につけよう!
ステップ2では、テーマに関する知識と発想力を身につけます。たとえば、下記のようなテーマだとします。

(テーマ例)
【テレビを見るのは悪いことだと思いますか?あなたの意見を自由に書きなさい。】


自由に書きなさいと言われても、テレビというものがどういう特徴をもっているのか知らなければ文章を書くことはできませんよね。

このようなテーマの場合、どのような知識を学ぶのか少しだけ紹介しておきますね。

「テレビの最大の特徴は何でしょうか?」それは、映像と音声(音や声)があることです。ラジオの場合、音声はありますが映像がありません。本には音声もありません。すべて想像するしかないのです。ひとつひとつの表現から、人物の顔や動作を想像するしかないのです。テレビには、このようなことは必要ありません。想像する必要がないのです。表情も動きもすべて、画面を見ていれば分かります。ただ、これを手放しで喜んでいてもよいのでしょうか?わたしにはそうは思えません。テレビの前に座り、画面さえ見ていれば、自然と目には映像が飛び込んできて、耳には音が聞こえてくる。これでは、想像力が乏しくなってしまいます。

※このステップ2では、物事の「本質」を学びます。とても重要なので、実際のテキストでは、理解しやすいようにかなり詳しく説明しています。
※テレビの「良い点」と「悪い点」を分かりやすく説明もします。

※どのようなことを考えればよいのか、「知識」と「発想力」をしっかりと身に付けます。よって、どんなテーマでも「ピン!」とくるようになるのです。

ステップ3 考える力をつけよう!
ステップ3では、ステップ2の内容に関して4人が会話します。4人の意見を読んで、自分の考えをまとめていきます。今回のようなテーマだと、下記のような意見を出し合うことになります。

実際のテキストでは理解しやすくするために、A君・Bさん・C君・Dさんではなく、下記のような4人のイラストにしてあります。
※イラスト版をご覧になりたい方はこちらをクリックしてください。
閲覧するには、Adobe Readerが必要です。パソコン購入時に既にインストールされているのが一般的ですので通常改めてダウンロードする必要はありません。ただ、閲覧できない場合は、下記をクリックし、ダウンロードしてインストールしてください。


   

C 君):ぼくは、野球が好きなんだ。プロ野球も見るし、高校野球も大好きなんだけど、もし、テレビがなかったらラジオで聞くか、雑誌や新聞を読むしかないわけだろ。感動がダイレクトに伝わってこないよね。

Bさん):たしかにそうね。だからテレビを見ることはいいんじゃないのかな。ただ、ダラダラと長時間見てしまうと、想像力の低下など悪い影響があるんじゃないかしら。

A 君):そうだね。ぼくたちの想像力や考える力は、本当に低下しているんじゃないかなと思うときがあるよ。たとえば、自分で参考書や問題集の解説文を読んでも、よく分からないんだけど、学校や塾の先生に声を出して読んでもらうとわかりやすいことがあるもんな。悲しいけど、読む力がないんだなって思うよ。

Bさん):本やラジオをもっと活用すべきね。映像や音声から想像するしかないんだもんね。わたしのおじいちゃんから聞いたんだけど、昔はプロ野球も大相撲もラジオしかなかったんだって。だから、どんな「大男」が相撲や野球をしているのか、想像をふくらませていたんだって。

C 君):それは面白い話だね。テレビがないから、想像はどんどんふくらんできたんだろうね。僕たちは、テレビをあたりまえのように見ているけれど、何だかありがたい気持ちにもなってくるね。

Bさん):それに、テレビも見方によっては、考える力や想像力を失わないと思うわ。テレビを見て、いろいろなことを考える場合もあるでしょ。たとえば、アフリカで食べ物がなくて命を落とす子どもが映っているテレビを見たら、私たちはすごくぜいたくしてたんだなって反省するしね。

Dさん):そうね。つまり、テレビは見てもいいけれど、「見過ぎ」や「見方」に注意すればいいのかもしれないわね。

※このステップでは、できるだけいろいろな意見を出し合うようにしています。いろいろな意見を読んで、自分はどう思うのか考えてみましょう。そうすることで、知らない間に考えが深まりますからね。
※家族の人や学校や塾の先生など大人の人と、意見を出し合ってみるといっそうの力がつくはずです。会話することで、言葉や表現力も自然と身についてくるのです。
※実際のテキストでは、もっとくわしく説明していますのでご安心ください。

ステップ4 メモをしてから作文・小論文を書こう!
ステップ4では、「問題」を解きます。つまり、実際に作文(小論文)を書くということですね。ただ、いきなり書くわけではありません。まず、何を書くのかメモをしていきます。

※実際に作文(小論文)を書くまえに、書きたい内容を箇条書き(メモのような感覚)で、書き出してみます。こうすることで、ずいぶんとスラスラ書けるようになります。メモのような感覚ですから、別に話し言葉でもかまいません。大切なのは、どんな内容を書きたいのか事前にメモしておくことにあります。教材(テキスト)の中に書き込めるフォームをご用意しております。このフォームを埋めていけば自然と書けるように考えられていますのでご安心ください。

ステップ5 模範解答・解説を読もう!
ステップ5では、「模範解答・解説」を読みます。解説では大切なポイントを説明しています。これらを読んでさらに理解を深めてください。
※作文小論文専門学院のテキストは、教材だけでも学習できるように作られています。よって、添削講座を受講いただいた場合も模範解答・解説が付いております。

「模範解答」を何度も読み返してください。(覚えてしまう程、何度も読み返すことをお勧め致します) できれば音読をしてください。耳から入ってくることで記憶に残りやすいというデータもありますからね。

模範解答を記憶することで、文章のリズムや表現力が身についてきます。模範解答は、常体(断定調)で書かれていますが、敬体(丁寧調)でもかまいませんよ。

※模範解答と解説を読むのは、必ず作文や小論文を書いた後にしてください。

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